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『くっそ…届かねぇ…』
放課後、図書室で読みたい本を見つけたものの、高い所にあって届かない。
完全にしくった、トントン連れてくるべきだった…
すぐ取ってくるから先帰っててなんて言わずに一緒に来てもらえば良かった！くそが！
『でも今日のトントン、なんかいつもより考え込んでることが多かった気がするな…』
たしか、昼休みが過ぎたあたりからだ。どうしたんだろ。
そう思いながら私は再び高い位置にある本を見上げ、もうジャンプするしかないと思いその場でおもくそ飛んだ。
『よ…っうわぁ！？』
背表紙を掴んだが、ジャンプした足先が本棚にぶつかったお陰で私はバランスを崩す。
後ろに倒れると思った瞬間、咄嗟に誰かの手が伸びてきて私を抱きとめた。
「…何やってんすか、先輩」
聞き覚えのある声がして見る。
ショッピくんだった。彼が助けてくれたようだ…良かったぁ。
そこで、案外顔の距離が近いことに気付き私は秒速で離れた。
『うわぁぁありがとうごめん重かったよね！？』
「心配しなくて大丈夫ですよ。軽かったんで」
『そ、そう…？』
そう言いつつ彼を見ると、なぜか私の方を見て吹き出した。
『え、どしたの』
「いや…さっきの転け方は無いでしょって思って」
口を手で抑えて笑いを堪えるショッピくん。いやもう堪えれてない。
私は恥ずかしくなって慌てて言う。
『わ、笑いすぎ！』
「どうやったらああなるんですか…っ」
『ショッピくん〜！』
ツボに入ったのか、肩を震わすショッピくんに顔が赤くなるのが自分でも分かる。
でも、彼がこんなに笑うなんて意外だなぁ…。
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チャコ - 他の方との絡みもあって、推し多きワイには良すぎる…是非脅威とのやつも作って欲しいです (2022年1月18日 23時) (
レス) @page50 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
どぅるるるるるるぁん！！！ - 最後のハイ台無しで吹き出しましたw完結お疲れ様です！ (2021年3月28日 21時) (レス) id: 274ac26baa (このIDを非表示/違反報告)
屑。(プロフ) - 猫大好きさん» 検索避けされた方が宜しいですよ。 (2021年1月17日 19時) (レス) id: 60bae3dae8 (このIDを非表示/違反報告)
haru@ - 初めて小説で泣きました！いやあ〜コネシマめっちゃかっこいいなあ〜 (2020年12月19日 16時) (レス) id: afeb081e78 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - どうしよう泣きそう(´；ω；｀)つか母親の浮気相手許すまじ (2020年10月10日 16時) (レス) id: 783a9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2020年1月16日 1時
