【d!】あいつ、胸触りやがった【kn】

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桜が散って、私の頭の上に落ちてくる。


もう高校に入学してから1年が経ち、今日から2年生。




そんな中、私、佐原Aは始業式を終えて新しいクラス表を見に行くため歩いていた。






『あー、あの人だかりか』






うわ待って意外と緊張する。また友達と同じクラスになれたら良いけど。


そう思いながら進もうとしたその時。






「待てシッマ！！前！！」






そんな声が聞こえたと同時に、かなりの勢いで私の身体が地面に倒された。






「うおっ！！」


『痛った！？』






何、誰だよ…


背中を強打し、痛みに耐えながら急にぶつかってきた目の前の彼を睨みつける。


重いから退け。私の身体に乗るな。






「すまんすまん！今から退…ん？」






……何か、胸に違和感あるんですけど。


その瞬間、まるで慣れてるような手付きで一揉みされた。


そう、私の胸を。






『っは？』






理解するのに数秒かかった。


そして真顔の彼の第一声。






「案外ちっさいな」






何かが切れた。私の中で。






「…あ。いや、」


『死ねぇぇえええ！！！！』


「間違えましたすんません許してください！！！」






最悪の出会いだった。




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