【鬼滅の刃】存在がうるさい。

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こういうときだけは真剣な宇髄天元の眼差し。

あーやだやだ。





『……まあ、うん。習ってたよ』





今日の訓練の様子見てたら流石に嘘は通じないよな、と考えた私は一瞬包帯を巻く手を止めて頷いた。

習ってたと言うには程遠い感じがするけど、宇髄天元にそう聞かれたからそれでいいだろう。

そこは自ら言う必要性はない。このことに関してはもう固く口を閉ざした。





｢……｣

『(だからその目嫌いなんだって。何かを探るようなその目)』





小さな仕草から何か手がかりを探そうとしているのか、じーっと見つめられる。

……わざとドジっ子風にしてみようか？いや、すぐバレて｢気持ち悪ぃわ｣と一蹴されそうだなやめとこ。

こんな感じだと過去にしていた仕事がバレるのも時間の問題かもしれない。もしバレたら出て行こう。

包帯を巻く作業を再開するが、尚も感じる視線に顔を上げると目が合う。なんだこの時間。





『そんなに人が包帯を巻くのを見るのが楽しいか！？』

｢お前限定｣

『……エッどういうことついに頭壊れたのかな！ちょっ、雛鶴さーーーん！やばいよ！！』

｢ちっげーよ！｣





こいつの趣味信じられない……！と引いた目を向ければ｢お前謎が多いからな｣と呆れたように言われた。

なるほど……。なるほどォ？？？

ごめんさっぱり理解できない。

なんで謎が多いからって見てくることに繋がんの？？

疑問におもった私は頭の中で考えまくった。

が、どうしても分からなかったのでやっぱり変な趣味してんだな！という結論を出しました。まる。





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