【鬼滅の刃】存在がうるさい。

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……あっ！名案思いついたんだけど！この藤の花取ったらいんじゃね？

と、黙り込んで考えていると炭治郎に不思議そうな顔をして覗き込まれた。





｢どうしたんだ？大丈夫か？｣

『大丈夫大丈夫！』





めっちゃ炭治郎見てくるじゃん……。なんで……？

炭治郎の目を盗んで藤の花をとるのは難しそうだ。絶対何してんだこいつってなるよね。

やるならバレないようにやりたい。でも今は無理か……。どっち道お先真っ暗だった。私乙。



まだ何故か心配そうな不安そうな顔をする炭治郎にアハハーと誤魔化すように笑いを付け足すと同時に最後の階段を登り終えた。

門をくぐると最終選別を受ける人たちが集まっていて、みんなの顔は険しい。

改めて逃げたいと思いました。

鬼除けだと言われる藤の花はないわ、みんな真剣に最終選別受けに来てんのに私だけやる気ないわ、これはもう場違いにも程があると思うんですよね！！！





それから白と黒の童に最終選別について説明された。

要は7日間生き残れってことらしい。頑張る。

こういうのって言葉では簡単だけど実行するとなったら難しい。

辺りを警戒するいつもの癖で無意識に周りを見渡していると。

ある目立つ人に目が止まった。うわあ……。





『……』





な、なんか見たことあるやついるぞ？

うん……あれは間違いないわ。だって金髪の人なんてあいつしか見たことないし……。

それにしてもこんなところで再開する！？

絶対会いたくないって訳でもないけど、なんとなく気まづいからなるべく近付かないでおこう。多分私が思ってるだけなんだろうけど！





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