【鬼滅の刃】視界がうるさい。

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厨房に空になった皿をおき、団子を大量生産担当の氷室さんに注文を伝える。

と、｢Aちゃん、外にあるゴミ箱にこれ捨ててきてくれない？｣と頼まれた。





『分かりました！任せてください』

｢ありがとう。私、陽の光を浴びれなくてねぇ｣

『そ、そうなんですか？大丈夫ですか？』

｢ほんと不便だわぁ｣





唐突な告白すぎて反応に困るんですけど……。

え、何？なんかの病気？

氷室さんは微笑むが、目が笑っていない。こんな笑顔で病気を告白する人初めて見たよ。大丈夫かないろいろ。

まあ見習いは雑用をこなしてなんぼだ。

というかゴミ捨てぐらいなら頼まれなくても行く。

氷室さんに渡されたゴミ袋を受け取ろうとして、氷室さんの手が私の手に触れたとき、昨日感じた殺意のようなものが一瞬にして目の前からビリビリ感じられた。

暗殺をしていた頃の癖で思わず飛び退こうとした瞬間。





『ッ！？』

｢あらぁ、ごめんね〜｣

『(は？こいつ今わざと爪をぶっ刺してきやがった！！)』





左手から微かに血が流れるのが分かる。なんとこいつは、恐らく私の手を貫くつもりで爪を刺してきたのだ。

これ、普通の子供だったら間違いなく貫通してたんじゃね……？



しかもその謝罪悪いと思ってねぇよな？ぶっ刺そうとしてきたところはっきり見えたけど、わざとだったよな？

しかも殺意が半端なかった。





｢てかさぁ、ガキの癖に避けるの速くない？なんなの？｣





いやちょっと待てよ！？軽く逆ギレされも意味不すぎる。状況理解が追いつかない！誰か！説明求む！！





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