【鬼滅の刃】視界がうるさい。

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次の日。

早起きをしてあの団子屋に向かうと、店長と店員さん数人が出迎えてくれた。

軽く自己紹介をしたが第一印象は悪くない自信しかない。笑顔バッチリ動機もバッチリだ。

ちなみにみんなには、身寄りない捨てられたうえーんって説明した。別に捨てられてないし泣くほど辛くないし8割嘘です。てへっ(きもい)。



続いて店員さんの紹介もしてもらった。

ガキは面倒くさいオーラを出すあの男は斎藤さん。そろそろ殴りたい。

で、私がいろんな意味で気になっているあのオバサンは氷室さんというらしい。へー。

なんか……氷室さんの気配が言葉では言い表せないけどなんか違う気がする。気の所為なのか？



今のところなんの変化もないし、危害も加えられてないからそんなに気にしちゃいられない。

開店前に他の店員さんに仕事を教えてもらった。とりあえず今日は接客をしてほしいとのこと。へいへい任せろ。

そういう訳で、最初は戸惑いながらも仕事をこなしていたのだが。





『いらっしゃ……いませー』

｢おーガキじゃねぇか。嫁から働くとは聞いてたけどここで働いてたのか｣

『(うわぁなんかキター)』





ちょうど昼で混み合う時間帯。

ゴリラのようにデカく宝石を身に付けたド派手なお兄様が現れた！！

数時間働き大分慣れてきたかなと思ってきた頃にこれだ。ふざけんな。

知り合いいるってめっちゃやりにくいんだけど！？





『こんなところでどうしたんですか？』

｢任務だよ、任務｣






いやそれサボりたいだけじゃね？絶対サボりに来たんだろ？？

心の中でツッコミつつ席へと案内する。

そしてみたらし団子1本の注文受けたわりましたァ！みたらしいっちょォー！！(誰)

じろじろ見られてる感ハンパない。……いやこいつ私だけを見てる訳じゃないな。全体をひたすら見渡してる。キョロキョロしすぎな。

厨房へと注文を伝えに行く道中、空いてる皿を他の客からもらっていく。

あーこれでいくらもらえるんだろうか。

愛想笑いの裏ではそんなことばかり考えていた。





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