【鬼滅の刃】視界がうるさい。

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まじでこれで大丈夫？と思ってしまうほど、話はトントン拍子に進み、明日から働くことになった。初めに話しかけた男は論外な。

店長に｢親はいないの？｣と聞かれ、伏せ目がちに『……いません』って答えたら｢そうかそうか。辛かったね｣と頭を撫でられた。

我ながら演技すごすぎね？？と考えてる時点で私はきっとクズだな知ってる。



多分店長の考えてるような辛いこととは違うけど。想像もしないようなことだと思うけど。

なんだか撫でられた頭は不思議と暖かくて。

しばらくの間じんわりと手の感触が残っていた。





日はとっくに沈み、町に街灯が灯り始めた頃。

私は宇髄天元の屋敷に戻り今日も晩飯を食べさせてもらっていた。あざす。

今日は雛鶴さんが作ったらしい。激ウマである。

ちなみに派手なあの人はまだ任務中なのか帰ってきていない。

私はご飯を頬張りながら口を開いた。





『あの、明日から働いてきます！お金が溜まったらすぐ出ていくので、それまで寝泊まりしても大丈夫ですか……？』





うーん。この言い方図々しかったかな。泊まらせてもらってる立場なのに。

目を数回ぱちぱちさせた嫁3人は同時にえええ！？と声を上げた。えええ？

向かい側に座っていたまきをさんが机に身を乗り出す。





｢Aちゃんここ出ていくつもりなの！？｣

『いやだって雑用ぐらいしかできないし……』

｢見るだけで癒しなのに！｣

『い、癒し……？』





大分謎だな。誇張して言い過ぎなのでは……？こんなクソガキが癒しとかこの世界終わるけどだっ大丈夫？？





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