【鬼滅の刃】視界がうるさい。

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見た目からしてうるさい男の屋敷へ行く道中。

私の空腹の辛さを知らないこいつは、事情聴取っぽいやつをしてきやがった。

もう喋るのもしんどいんだけどね！！私をおんぶするか担いで連れて行ってくれてもいいんだけどね！！

しかし。あぁん？私は喋りたくねぇんだよ話しかけんな！そんでおぶりやがれ的な態度をとるわけにはいかない。飯のためだ頑張れ自分！



それはそうと聞いて欲しい。こいつ移動し始める前｢じゃあ俺の屋敷に行くか｣ってさり気なく言ったんだよ。

家じゃなくて屋敷！屋敷だよ！YASHIKI！！！

それだけですこぶるテンション上がった。どんだけ豪華なんだ。私の目に狂いはなかったみたいだ。ドヤァ！空腹故にテンションは大分おかしいが許して欲しい(もともと)。

自分で屋敷って言えるってことは相当金持ちってことっすね。理解。






｢なー、名前なんて言うんだ？｣

『遊馬Aって言います。えーっと……恩人様は？』

｢俺は宇髄天元だ。ド派手な宇髄天元様かド派手なお兄様って呼んでくれ｣

『……は？ゴホッゴホッ』






やべえ一瞬本性出かけた。すぐさま咳払いをして誤魔化す。

それあんま変わんねぇけどな？？

まあ呼べと言われたので呼んでやる。『ど、ド派手な宇髄天元様……』と呼べば頭をくしゃくしゃされた。

嫌な顔を隠したつもりが恥ずかしがってるように見えたんだろうか。それはそれでよきだけど。もう呼びたくねー！！！





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