花巻くんの好き。 ページ4
*
「A、ごめんね。この前用事でさ。」
「大丈夫！気にしてないから！」
「ほんとにごめん！」
そう言って去っていく及川。
許しますよ。そりゃ、許さなきゃ私の性格
クッソ悪いことになるじゃん。
怒ってないよ。怒ってるわけ、ないじゃん。
「はぁ...」
「なにため息ついてんの？」
「は、花巻くん。」
廊下で突っ立ってると、
背中を花巻くんの大きな手でトンと押された。
結構強めで、まえのめりになる。
花巻くんは、私の頭に手を乗せて、
「及川の事で、悩んでんだろ。」
そう一言言った。
え？その一言だけで、スっと体がスッキリした。
あぁ、花巻くんにすがりつきたい。
いや違う。及川くんは私の事
好き...なんだから。
「なんで、分かるの？」
「だってお前、最近いっつも1人じゃん。」
「ち、違うよ！だって...」
「だって？」
「...っ」
何も言えない。
確かにそうだった。私って、振り回されてるの？
花巻くんの言ってることは正解なの？
でも、最近そう感じていたことは事実だ。
愛されていたのか？
好きってなんだっけ？
この2つ。花巻くんなら、知ってるかな。
「今日は俺と一緒に飯食うか。」
「...でも、及川...」
「及川なら、ほら。」
...ｯ及川のファンの女の子だ。
たくさんの美人さんに囲まれて、
お弁当を食べている。
「ぅ...はな、花巻くん...ｯ」
「なんですか？」
「教えてよ...ｯ私、好きの意味がわからないｯ」
「おう、」
「及川も...もう分からない...っ」
「まあ泣くなって。」
いつの間にか涙が溢れ出ていた。
見られたくない。
だから私は髪の毛で目元を花巻くんに
見えないようにした。
すると背中をさすってくれて、
空き室まで私を誘導してくれた。
「なぁ、及川のこと
好きなのか？」
「...、好き？好きなの...かな？...っ」
「へぇ〜...まあ、弁当食べようぜ。」
それから、花巻くんと私の関係が
始まった。
*
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あめのゆき(プロフ) - えっ花巻さんも女の子もかっこいい……更新待ってます！！ (2021年3月26日 1時) (
レス) id: 12b0b9f3ea (このIDを非表示/違反報告)
MAGIC(プロフ) - 更新頑張って〜｡ﾟ(ﾟ⊃Д⊂ﾟ)ﾟ｡！ (2019年1月2日 2時) (レス) id: 7088d3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん - う、嘘だろ…？ページ5のところ、56時限目じゃなくて、5、6時限目…であってますかね…？間違ってたらすいません…作者様の表現とかだったらガチですみません… (2018年12月24日 12時) (レス) id: 7ea418d16c (このIDを非表示/違反報告)
綾波美舞(プロフ) - とてもおもしろかったです！更新楽しみに待ってます (2018年12月9日 15時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
AME(プロフ) - マッキーイケメン!!更新楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 609d9cd321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ
| 作成日時：2018年12月2日 12時
