1日はあなたから始まる 【2】

59日目 ページ9

今日はあのお祭りの1日目。



グクは午前部活で、午後はお祭り？午後っていっても夕方か。


準備とかで部活から帰ってきても電話してくれる時間もないだろうし


ミナと遊び行くか。明日の打ち合わせも兼ねて！





[30分後、駅前]


ミナ[りょ]



なんだこの全体的に短い会話。


しかもネタとして30分後っていったけどあっさり了解されちゃった。


私が準備できないんだけど。


ま、いーや









「遅い。あんたが30分後っていったんでしょ」


『ごめーん、ネタとして言ったつもりだった』



しっかり遅刻していきました。






「だまれ。

とりあえずお店入るよ。」









「で、なに急に」



ファミレスに入って席に案内されたあとすぐにそういうミナ。



『いやー、あのさ、明日さ、お祭りいくじゃん？』



「うん」



『グクもね、いるらしいの』



「で？」



『それでさ、浴衣で行きたいなぁなんて』



「うん、いいんじゃない」



『ほんとに！！』



「うん、じゃあ髪飾り、買いに行こーか」



『えっ』



「なに？」



『いや、ミナがそんなこと言うなんてめずらしいなーって』



「余計なこと言わないの」



『はい』



「じゃーとりあえず食べよ」


『うん！』









『まだ頼んでもなかったわ！』

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