1日はあなたから始まる 【2】

58日目 ページ8

グクとの電話は相変わらず続いている


夏休みも部活はあるけど、午前中だけみたいで


部活にいくときの登下校に電話をしてくれる


「もしもーし」


『もしもしー』


「おはよー」


『おはー』


「夏休みまで部活だるいー」


『そんなこといってると太るぞー』


「お前に言われたくないわ笑」


『おい、私一応女子だぞ』


「一応、ね笑」


『おこるよ？』


「自分で一応って言ったじゃんかー笑」


『はぁ笑』


「ごめんて笑

祭りが多くなる季節だねー」


『あーたしかに

お祭り好き？』


「んー俺、基本人混み嫌いなんだよね」




じゃー、一緒にはお祭りいけないか…




『あー私も嫌い笑

お祭りは好きだけどね笑』



「俺も好きってほどじゃないけど普通に行く笑」




好きなわけじゃなさそうだし、人混み嫌いなら誘わないほうがいいよね


一緒にお祭り行きたかったけど。



『早速明日うちの近くでやるお祭りミナと行くんだー！』



「えまじで？俺が明日行く祭り、たぶんそれ」



えっまじで。



『うちの近くのだよ？』


「うん

2日間あるだろ？
俺どっちも行く笑

友達に誘われて断れなくてさー」


『そーなんだ！
私は2日目だけだけど笑』


「会うかもなー笑」


『だね！笑』


いまから会うことを楽しみにしてちゃってる私。



浴衣、着ていこうかな


「じゃ、切るな！

明日は俺祭り行くから電話できないかもだけど
明後日会えたらいいな！

じゃーな！」


『うん！』



電話を切っても自然と口角があがってしまう









[ミナ！明後日の服装変更！浴衣で行こう！]

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