78日目 ページ28
『どこか向かってるところとかあるの？』
「んーない！」
『ないんかい笑』
「とりあえず人少ないところかな
俺人多いとこ嫌い笑」
『私も嫌い笑』
たしかに今もまわり見渡しても人が全くいない。
時々人が通るけどすぐシーンとなる。
やばい。がちな二人きりじゃん。
「Aってさ、初チューいつ？」
『は！？』
「え？」
『いやなんで！？』
「いやなんとなく？笑
女子って恋バナ好きじゃん」
『いや好きだけど…
んーいや、あれはカウントしない。0回だな。』
「カウントしないってどういうことだよ笑」
『なんていうかー不可抗力っていうかー望んでしたんけじゃないっていうかー、ねぇ？』
「ふーん？」
『グクは？』
なんで聞いたんだよバカ。
「んー俺もそんなかんじ？
まーあるけど、すぐ気分悪くなった笑」
『え、その子かわいそう笑』
「してみる？チュー。」
グクがゆっくり近づいてくる。
『…え？』
「俺と。」
いやまぁね？たしかにグクとそんな甘い恋物語を妄想してたときもありましたとも。ええ。
けどそんなことが現実にあるか？？
『なにいってんの笑』
「今。してみる？」
グクの顔は真剣で冗談ではないのがわかる。
『…いや、てか今チューして気分悪くなったとかいってたのに』
「いいから。したい？したくない？」
したいかしたくないかで聞いてくるグクは相当ずるい。
『いやそんなの、』
私が答えられないでいると近くの壁に追いやり
私の顔の横に手をついた。
「どっち？答えて。」
付き合ってもないのにこんなことをしていいのだろうか。
もう逃げられなくなり迷った末に私はゆっくりうなずいた。
「わかった。」
その言葉と同時に近づいてくるグクの顔。
自然と閉じる目。
唇に柔らかいものがあたり優しく吸い付く。
何秒たっただろうか。
唇と唇がゆっくり離れ、目を開けると
グクと目が合う。
一瞬驚いたような顔で見つめあったあと
お互い笑い出す。
「ごめん…。」
ある程度笑いあったあとグクがそう言った。
『なんで謝るの笑
気持ち悪くなってない？』
「むしろ気持ちよかったかな」
『いやそれはそれで気持ち悪い笑』
「だな笑」
私たちの関係が簡単に説明出来ないものになった始まりはここだったのかもしれない
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るんるん(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！すぐ更新します！遅くてすみません！ (2018年5月29日 17時) (
レス) id: 6e62cea591 (このIDを非表示/違反報告)
るんるん(プロフ) - シユンさん» コメントありがとうございます！遅くてすみません！すぐ更新します！ (2018年5月29日 17時) (レス) id: 6e62cea591 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 早く続きお願いします (2018年5月29日 16時) (レス) id: 1119a32057 (このIDを非表示/違反報告)
シユン(プロフ) - 更新待ってます！ (2018年5月28日 23時) (レス) id: da17fe9160 (このIDを非表示/違反報告)
るんるん(プロフ) - 、さん» すみません！まだ分かってないことが多くて…すぐ外します！ (2018年1月7日 22時) (レス) id: 6e62cea591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るんるん | 作成日時：2017年11月12日 0時
