1日はあなたから始まる 【2】

77日目 ページ27

「Aって美味しそうにたべるね」



『いや、それはグクだよ笑

本当にほっぺおちそう笑』



「だっておいしいんだもん笑」






ふたりとも食べ終わったけど、少しお腹を休めてからお店をでることにした。



いまのうちリップだけでも塗っちゃおう。



でもグクの前では塗りたくないからトイレ行こう。




『ごめんグク、お手洗い行ってくるね。』



「わかった！」






鏡を見て丁寧にリップを塗る。


髪も乱れてないか確かめて、1回顔を全体的に見る。


うん、大丈夫。






『ごめんね』



「いや全然平気だよ！

そろそろ出る？」



『そうだね、お金…』



「あ、お金はもう大丈夫！」



『え？』



「もうお会計終わったから！」



『え！？』



「今日誘ったの俺だし」



『いやだめだって！私が来たくて来たんだから！』



「いいんだって！かっこつけさせてよ」



『昨日のお祭りもたくさん払ってもらっちゃったし…』



「はい気にしなーい。でるよー。」



『でも…』



「でもはなし。

ごちそうさまでした！」




なんか私会計のときだけいない感じ悪いやつみたいだ。



『ほんとごめん、ありがとう、

なんか感じ悪いよね、会計のときいなくて』



「俺がわざとそうしただけだし、全然そんなことないって！


そんなことよりこのあとどうしたい？」



『そんなことって…

んー、この辺なにがある？』



「俺は散歩でもいいかなーって思った」



『あ、いいかもね』


食べながらとかなにかをしながらだと気取られるけどゆっくり話せるしいいと思う。



「てことでれっつごー！」

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