1日はあなたから始まる 【2】

65日目 ページ15

グクは友達になにかを伝える素振りを見せたあと

こっちに駆け寄ってきてくれた



「A！」


私を頭からつま先まで見たあとすこし目線をそらし


鼻を触ったグク



『どうしたの？』




「あっいや…浴衣、似合ってるね」



『あっ、ありがとう笑


グクのほうこそ、浴衣姿かっこいいね！』




「だろ？笑」



『うん笑

あ、友達いいの？』



「あー、うん、大丈夫だよ


もし行きたいとこあったら先行ってろって言っといた」



『あ、ごめん！戻っていいよ！』



「いや！まだ。もうちょいだけ話そ？」



『…うん』



グクからこんなことを言ってくれて嬉しさが抑えきれず、口角かあがる



「あ、Aのほうこそミナさん？はいいの？」



『行ってこいっていってくれたから大丈夫笑

逆にひとりで肉を楽しんでると思うし笑』



「そっか笑


じゃあ…ひとまわりだけでも、一緒に回らない？」




『うん！まわりたい！』



「じゃ、いこ？笑」



グクと二人並んであるく



周りから見たら私達もカップルに見えてるのかな



さっきカップルを見て願った思いがとても早く叶った

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