四百四十四話 ページ9
一影side
萩「心臓止まるかと思ったまじで…二回目に来たら病室もぬけの殻だし」
萩原たちは俺が意識不明の重体だということを、ニュースを見て知ったらしい。
おかげで《黒羽一影》という本名は日本各国に報道されてしまったわけだが、顔写真などは公開されなかったようで、その点に関しては一安心だ。
報道の名前を見た瞬間、生きた心地がしなかったという。
冷たい氷をそのまま飲まされたような、足元が一気に寒くなったようなそんな感じだと。
萩「快斗くんも見てたんじゃないの？土日だったよあれ」
一影「ああ、そのことでさっき連絡したら、【まあ、兄貴のことだから平気でしょって思ってたし…母さん曰く生命力ゴキブリ並みだもんな】っていわれた」
松「ゴキッ…ぶふっ」
盛大に吹き出した松田、一生忘れないからな。
その後俺は念のためと言って精密検査を受けることになった。
が、してみても特に異常もなければ、脳に問題があるわけでもない。
結局入院はその日までで、ポアロにも顔を出すことになった。
とはいえ片腕はギプス、片腕は足の怪我をして松葉杖、めちゃくちゃに不安ではあったが、特に目立った仕事はする必要がないと言われたのだ。
することと言ったらレジ打ちくらい。
降谷が毛利探偵事務所に行くというので、俺もついていくことにした。
ギプス片腕にぶら下がって松葉杖状態ではあったが。
降谷は両手がお盆で塞がっていたため俺が代わりにチャイムを押すと、出てきたのは蘭さんだった。
安「こんにちは」
蘭「安室さん！！黒沼さんも…ってそれどうしたんです！？」
仕事でドジしたと、ここでも嘘つき発言だが致し方あるまい。
蘭さんも案外すんなり信じてくれたようで、大変でしたねとやや心配そうな顔をされた。
名探偵に見つかったら、こんな誤魔化しではきかないのだろうなとポアロへの道を戻ると、いた。名探偵。
コ「あ、安室さんに黒沼さｯ何それ！？」
黒「ちょっとね」
コ「ちょっとじゃないよその量は…」
さっきまでいなかったコナンくんがなぜここにいるのかというと、博士のうちによってきたからだと彼は言った。
ちょうど日下部検事が逮捕されたニュースをやっていたそうだ。
動機から公安が消えたが、おそらく上層部が、動機を変えさせたんだろうと思う。
そのあとは《はくちょう》のカプセルについても説明していたようだ。
一応東京湾に着水したそれは、ちゃんと火星由来の物体を持ち帰ってきたようだった。
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スノーローズ(プロフ) - 澪奈さん» コメントありがとうございます。更新遅れましてすみません。時間を見つけて頑張ります。 (2021年7月23日 20時) (
レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話のシリーズ大好きで何度も読んでます！忙しいかと思いますが頑張ってください！続きも楽しみにしてます！ (2021年7月23日 20時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 深_sin_さん» コメントありがとうございます。就職先決まってやっと安心してるところです。更新頑張ります。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
深_sin_(プロフ) - 待ってました！就活お疲れ様でした！！更新頑張って下さい。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: c007f713c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 有栖川.さん» コメントありがとうございます。4月からは仕事をしながらになりますが、更新頑張りたいと思います。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2020年3月26日 16時
