四百四十話 ページ5
Noside
カジノタワー中心にあるエレベーター前は多くの人でごった返していた。
小「お前ら、離れるなよ！！」
蘭「うん！」
妃「大変なことになっちゃったわね…」
もはやはぐれてもおかしくない状況だった。
ちょうどその頃、コナンたちは目的のビルに到着していた。
資材運搬用のエレベーターは広いため、降谷たちは車ごと乗り込むことができる。
エレベーターはゆっくり上昇していくが、だからと言って現場どうこうできる話ではない。
コナンは降谷の携帯に送られてきたNAZUのデータを転送してもらい、それをスマホで確認する。
その次にコナンはカジノタワーの詳細ページを確認する。
降「間に合うのか？」
コ「このビルの高さと、カジノタワーまでの距離を考えると…あと1分後にここから加速できれば…」
おそらくは間に合うはず。
コナンはスマホのタイマーを一分でセットし、スタートさせた。
コ(一か八か…頼む！間に合ってくれ…！！…蘭…！！)
ふとコナンが視線に気づいて隣を見ると、降谷がまじまじとコナンを見ていた。
コ「…何？」
降「…愛の力は偉大だな…」
コ「え？」
コナンの口からは、まの抜けた声が漏れた。
ちょうどそのタイミングで、エレベーターは屋上へ到着する。
まだタイマーはなっていない。
降谷は車をゆっくりと動かし、左に曲がったところで車を止めた。
外は真っ暗で、車のヘットライトだけが頼りなほどだ。
スマホをチェックしながら、コナンは降谷に問いかける。
コ「……前から聞きたかったんだけど…安室さんって彼女いるの？」
少し考えた降谷はふっと笑って鼻を擦った。
そして右手をハンドルに柔らかく添え、左手はギアを優しく掴む。
降「僕の恋人は…この国さ！！」
コ「…！！」
降谷がブレーキを踏んだ右足のかかとで、アクセルを踏み込む。後輪がぎゃぎゃぎゃと空回りする。
コ「いくよ！！安室さん！！」
降「１ミリでもいい…ずらせるか？」
コ「そのつもりさ…」
タイマーはすでに10秒を切っていた。
コ「５…４…３…２…１…ゼロ！！！」
車のヘッドライトがカッと光り、車が前へ飛び出す。
一直線に伸びたフロアを突き進み、降谷は一瞬だけ左を見た。
奥に鉄骨の大きな階段がある。
コ「ダメだ！！高さが足りない！！」
降「上等だ！！」
ハンドルを切った車がぎゃぎゃぎゃと音を立てて右に曲がると積んであった木材に突っ込んでボンネットから火が出る。
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スノーローズ(プロフ) - 澪奈さん» コメントありがとうございます。更新遅れましてすみません。時間を見つけて頑張ります。 (2021年7月23日 20時) (
レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話のシリーズ大好きで何度も読んでます！忙しいかと思いますが頑張ってください！続きも楽しみにしてます！ (2021年7月23日 20時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 深_sin_さん» コメントありがとうございます。就職先決まってやっと安心してるところです。更新頑張ります。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
深_sin_(プロフ) - 待ってました！就活お疲れ様でした！！更新頑張って下さい。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: c007f713c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 有栖川.さん» コメントありがとうございます。4月からは仕事をしながらになりますが、更新頑張りたいと思います。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2020年3月26日 16時
