二百二十五話 潜入者に迫る危機 ページ36
降谷side
黒羽からの電話の後、僕は東都警察病院に向かった。
駐車場の空いているスペースに駐車すると、風見に電話をかける。
黒羽からの情報だ、おそらく間違いはないだろう。
降「ああ、そうだ。東都警察病院だ。もしもの時は構わん。頼んだぞ、風見」
例の女が逃げたということは、この見つからなかった間に、組織にノックリストが渡った可能性は十分にありえた。
覚悟を決め、通話を切り、ドアを開けて車を出ると病院の方から一人、歩いてくる者がいた。
プラチナブロンドのロングヘア…ベルモットだ。
ベルモッドは大きなつばのついた帽子を被り、ジャケットを左腕にかけて近づいてくる。
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「バーボン。何故あなたがここに？」
安「もちろん、あの人を連れ戻すためです」
答えれば、ベルモットは口の端をふっと持ち上げ
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「てっきり記憶が戻る前にあの人の口を塞ぎに来たのかと……」
心臓が変に波打つ。
ボロでも出せばいっかんの終わりだ。
安「何故僕がそんなことを？言っている意味がよくわかりませんね」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「じゃあどうやって接触するつもり？あの人は厳重な警備の下、面会謝絶よ…それともあなたならあの人に会えるのかしら？例えば警察に特別なコネクションでも？」
安「さっきからなんの話しをしているんですか？」
あくまでしらを切る僕にベルモットは痺れを切らしたようだった。
追求をやめ「立ち話もなんだし、場所を変えましょう」と言って腕にかけたジャケットを少しずらす。
見えたのは銃の先につけるサイレンサー。
抵抗でもしようものなら命は無い。
安「……それが組織の命令だというのなら、仕方ありませんね」
二百二十六話 潜入者に迫る危機→←二百二十四話 組織Ｎｏ．２
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
