二百二十四話 組織Ｎｏ．２ ページ35
コナンside
ファミレスの駐車場にとめられたジョディ先生の車の後部座席で、俺はジェイムズさんから三枚の写真を見せられた。
ｼﾞｪｲﾑｽﾞ「イギリスのMI6、カナダのCSIS、ドイツのBND……各国の諜報部員が次々と暗殺された…」
コ「！！まさか＿＿」
彼は頷くと「彼らの共通点は、例の組織に潜入していたこと」という。
つまり、黒ずくめのヤツらによって抹殺されたというわけだ。
助手席にいたキャメル捜査官がこちらを振り返り、赤井さんから組織の工作員が、警察庁からデータを盗んだ疑いがあるとの知らせを受けていたという。
しかし盗んだとはいえこんなに早く動くとは想定外だったようで、ジョディ先生は眉をひそめた。
組織の工作員といえば、頭に浮かんだのは、あの記憶喪失の女性。
コ「ジョディ先生。僕を呼び出したのは、その工作員と思わしき人物と接触したからなんだよね？」
ｼﾞｮﾃﾞｨ「ええ」
コ「やっぱり…でも彼女は記憶喪失で…記憶媒体となりうるスマホも壊れていたよ」
ｼﾞｪｲﾑｽﾞ「スマホ！？彼女が持っていたのかい？」
ベンチに放置されていたスマホ、電源もつかないくらい、完全に壊れていたそれは、今博士に頼んで修理中だ。
ｷｬﾒﾙ「それならFBI本部に送って解析した方が…」
ｼﾞｪｲﾑｽﾞ「そうだな」
コ「待って！博士はもうすぐ復元できるって言ってたから、このまま進めてもらった方が早いよ！」
頷いたジェイムズさんは、どこまでの情報が漏洩したのか一刻も早く把握しなければ世界中がパニックになるからと、解析でき次第教えて欲しいと言う。
それほどの情報とは…
コ「どんなデータが盗まれたの？」
ｼﾞｮﾃﾞｨ「……Non Official Cover…」
Non Official Cover…通称ノック。
コ「それって…」
ｼﾞｮﾃﾞｨ「そう…ノックリストよ」
警察庁が掴んでいる世界中のスパイのリストらしい。
つまりそれを盗まれたってことは、あの組織に潜入している捜査官が全員殺されるという訳だ。
頭に浮かぶのは水無怜奈さんや、安室さん、黒沼さん…。
ｼﾞｪｲﾑｽﾞ「それだけではない」
コ「！」
そのノックリストが組織の手によって公開されれば、世界中の諜報機関が崩壊しかねないと、ジェイムズさんはそう言う。
つまり、今現在、組織が諜報戦争の要を握っているかもしれないという事だ。
状況はかなり深刻だ。
取り返しがつかなくなる前に、何とかしなければ！！
二百二十五話 潜入者に迫る危機→←二百二十三話 組織Ｎｏ．２
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
