百九十二話 カーチェイス ページ3
narration side
女が跳躍し降谷に飛び蹴りをするも、彼は右手で避け、彼が左手を振り上げると同時に女は着地してその反動で足を振り上げる。
顔スレスレまできた足を左手で防ぐ降谷。
女が飛び退き、かぶっていた黒のウィッグをとると降谷に投げつけるが、それを避けた降谷は拳を繰り出す。
女は自らの手でそれを防いだものの、勢いには耐え切れず、自らの手が額にあたり、人身についていたカラーコンタクトが落ちた。
降谷の背後から風見が走ってくる。
風「降谷さん！大丈夫ですか？」
降「ああ…」
女「ふふふ…」
不気味な笑い声をあげ、女が体制を整える。
女の瞳を見た降谷の目が見開かれ、風見が銃を構えた。
風「動くな！」
女「ふっ…」
制止の声などものともせず踵を返した女は背後にあった窓をかち割りそのまま落下する。
窓の下にあった樹木に音を立てて落ち、気から飛び出した女は雨樋を伝ってくるくると器用に滑り降りる。
反動を尽きて雨樋から手を離した女は地面に着地し、そのまま敷地を飛び出した。
女が逃走したその建物には
《国家公安委員会 警察庁》
の文字が掲げられていた。
逃走した女が大通りに出る。
車道に出た女は黒い車の前に飛び出し、急停車した車の運転手に蹴りを入れて下ろすと自ら車に乗りこみ車を発信させる。
後からおってきていた警官がくるまにつかまるも、振り落とされてしまった。
女が車を盗んですぐ、真横を通り過ぎたその車を路肩に止まっていた赤いマスタングの運転手が見ていた。
女の車のあとを追い、エンジンをかけるとその車も急発進する。
車の背後には黒いドラグスターがつけて来ていた。
一方その頃警察庁の駐車場に止めてあった自らの車に乗りこんだ降谷は、エンジンをかけると、乱暴に車を発進させ、駐車場のバーを破壊し、飛び出していく。
女のくまが向かった先は首都高だった。
バーを破壊し、首都高に猛スピードで入らこんだ車に驚いた料金所の人間は、あとから入ってきた車とバイクもものすごいスピードを出していることに驚く。
女はあとから車がおってきていることに気づくと携帯を取り出し、文字を打ち込み始める。
《NOCは、スタウト、アクアビット、りー…》
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
