百九十三話 カーチェイス ページ4
narration side
遅れてあとを追っていた降谷は車線変更を繰り返しスピードをあげながらて先へ先へと進む。
マスタングと後ろにつけていたドラグスターを追い抜かすと、未だにメールを打つ女の乗る車に体当たりした。
女「ぐっ！！」
反動で携帯を落とす女。
助手席に落ちたそれの画面には《送信完了》の文字が映し出されていた。
横に並んだRX-7の運転席に降谷を捉えた女はスピードをあげ、車を前に滑り込ませる。
トラックの横を抜けていき、それに続いた降谷とマスタングが横に並んだ。
降「誰だ！！」
横に並んだマスタングの運転手を見た降谷は目を見開く。
降「赤井…！！」
３台がトラックの横を抜けるとトラックの荷台が道を塞ぐように塀を擦る。
橋に差し掛かり、女を追う二台。
降谷がマスタングに車体を当てる。
降「下がれ赤井！！ヤツは公安のモノだ！！」
二台の先を走る女が前方を走っていた軽自動車に車体を当て、さらにその軽自動車がトラックにあたる。
軽自動車が弾き飛ばされ宙を舞う。
横向きにバランスを崩したタンクローリーの後ろから走ってきたドラグスターがタンクローリーの真横をスレスレで通って抜かし、中を待った車を避けた降谷と赤井を追う。
落下した車はタンクローリーめがけて滑り、それをギリギリで避けたドラグスターは赤井の車を抜かした。
赤井はなにかに気づいてその場に停車し、それを見た降谷はわずかに口角を上げると女の車を追う。
と、後ろについているバイクに気づく。
降「！」
前方を走っていた女は降谷とバイクが後ろについていることに気づきスピードをあげると、今度はトラックに体当りし始める。
押されたトラックは塀を突き破り塀の外へ落下。
女の車はトラックの荷台に飛び移り、下の道路へ着地する。
降「何っ！？」
一時的に停車した降谷の車と、バイク。
バイクの運転手が運転席の窓をノックする。
降「…」
？「先に行く」
降「逃がすなよ、黒羽」
一影「了解」
エンジンをふかした黒羽はスピードをあげ女の後を追う。
降谷もそのあとを追い、アクセルを思い切り踏み込むと、トラックの真横を高速で通過した。
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
