嫌なキーワード ページ6
狐優紀side
狐優紀「……どこだここ」
周りを見渡すと見覚えのない部屋。
間取りからしてどこかのマンションだろうか。
小学校低学年の時に着ていた服を着ている。
体も今とは違って色々小さいし、目線も低い。
確実に過去に来ている。
？「狐優紀ちゃん！早く逃げなきゃ！」
狐優紀「え！？ちょっ…」
誰だ？この子。
あ！思い出した！小室緋音ちゃんだ。
幼稚園の時から仲が良くて、小学校入っても遊んだことあったんだっけ。
という事はここは緋音ちゃん家か。
にしても何故逃げる？
緋音ちゃんに腕を引かれていたから気づかなかったがあちらこちらに黒い物体が。
マンション、黒い物体、住人の避難。
嫌な予感がしてまさかまさかと考え階段の方に走っていると前方から歩いてきた人によって、嫌な予感は的中してしまった。
狐優紀(は、ぎ…わら…さん…)
間違いない、今私がいるのは原作の七年前だ。
どうなってるんだ。
爆弾の仕掛けられたマンションから子供二人で逃げ出すなんて。
でも何となくわかる。
私緋音ちゃんと逃げ出したらダメなんだ。
それを自覚した途端、体の自由が効かなくなった。
勝手に口が動きあ！と言って立ち止まる。
狐優紀【ごめん緋音ちゃん、私緋音ちゃん家に家の鍵忘れちゃった！取ってくるから先行ってて！】
後から緋音ちゃんの声が聞こえる。
それでも私は緋音ちゃん家まで走った。
立ち止まろうともこの体は私の命令を聞きやしない。
とうとう緋音ちゃんの家まで数メートルの所まできた。
緋音ちゃん宅のそばには、座り込んで誰かと電話しようとしている萩原研二、その人がいた。
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スノーローズ(プロフ) - ＭＯＯＮさん» ありがとうございます！ (2018年3月16日 19時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
ＭＯＯＮ - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ！主人公ちゃん！！ (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ | 作成日時：2018年3月14日 16時
