検索窓
今日:24 hit、昨日:19 hit、合計:5,162 hit

33話 犯人を突き止めるために ページ37

狐優紀side


トド松君の話を聞いて確信を持った。

今回の件も妖怪が関わっている。

病院に着くとすぐに二人の様子を確認した。

医者によると二人とも目を覚まさない限りは危険な状態が続くという。

が、私からすれば今のこの状態では一生目を覚まさないと思う。

言ってしまうと四人がパニックになりかねないから決して言わないけれど。

カ「……母さん!!」

狐優紀「?」

背後を振り返ると松野家のお母様と思われる人が立っていた。

電話でしか話したことは無かったから会うのは今日が初めてだ。

松代「!!あなたが狐優紀ちゃん?」

狐優紀「はい、息子さん達にはいつもお世話になっています」

ってこんなことを話している場合ではないはずなのに何をやってるんだ私は。

松代「あらまぁ、しっかりした子ね、知ってると思うけど、私がこの子達の母親、松野松代よ、わざわざ病院に駆けつけてくれてありがとう」

いえ、クラスメイトですし、これくらいは当然ですよ。

と言えば、優しい子ね、と言ってにっこり笑ってくれた松代さん。

その笑顔から充分優しい人だとうかがえた。


……さてと、松野家の皆さんのためにも、この事件、さっさと解決しなければ。

二人の容態から見て、魂だけ妖界に連れていかれてしまった可能性は高い。

だから、前回の神隠し事件と比べて、早急に解決しなければならない。

魂というのは一定時間以上体から離れてしまうと体に戻りにくくなって、最終的には死んでしまう。

急がないと。

34話 船幽霊→←32話 向かうは赤塚救急病院



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:妖怪松 , おそ松さん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。