31話 平凡な日、否、非凡な日 ページ35
狐優紀side
普通にHRをし、普通に授業を受け、普通に昼休みを過ごし、そしてまた普通に授業を受け、
今朝の質問攻め騒動さえなければ、怖いくらいに平凡な一日が過ぎた。
平和なことは良きことなり。
神様の私としては素直にそう思う。
ただ、この人達はそうもいかないようで?
一「なんか暇じゃない?」
カ「おそ松とチョロ松もまだ来ないしな」
十「トッティもどっかいって戻ってこないよー」
……はい、ただ今松野家自宅の前で立ち往生しております。←
本当にどうして突っ立っているのかわからない。←
帰ろうとすると十四松君が駄目、と猫目で言ってくるため帰れない。
天藍待たせてるんだけどなぁ。
なんて能天気なことを考えながら、かれこれ30分突っ立ったままである。
いい加減帰った方がいいかもしれないと、カラ松君達に切り出そうとした時だ。
学校方面からものすごい勢いで顔面蒼白のトド松君が走ってきた。
ト「た、大変だよ!!おそ松兄さんとチョロ松兄さんが!!」
病院に救急搬送されちゃった!!
それを聞いた私を含めた四人はただ唖然と立ち尽くすのだった。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時