23話 半妖天狐 ページ27
おそ松side
妖界を出た後、すぐに気を失ったらしい俺は見慣れない和室で目が覚めた。
横を見ればいつも布団で並んで寝ている順番で全員眠っていて、一人ひとりに毛布がかけてある。
お「つかここどこ?」
まぁ、返事など返ってくるはずもなく、部屋の外に出ると、向かいにももう一つ部屋があった。
天藍「全く、狐優紀様、黙って連れてきちゃったらダメですよ、彼らのお母様にはここにいること、伝えましたか?」
狐優紀「お、お主妾をなんだと思っておる!!流石にそれくらいしたわっ!!」
狐優紀と、天藍?
お「狐優紀?天藍?入っていいか?」
天藍「おそ松様!?お目覚めですか!?どうぞお入りください」
天藍って最初あった時と随分キャラ変わったよな…。
なんて思いながら襖を引くと部屋の中央に二人はいた。
狐優紀「まさかあの場で六人倒れるとは思わなかったからびっくりしたよ…痛む所とか無い?」
お「おー…てか、ここどこ?」
周りをキョロキョロと見回しながら聞くと赤塚神社だよという返事が返ってきた。
つか神社で寝泊まりしてんの狐優紀。
あ、神様だからか。つか俺ら入ってよかったのか?
天藍「それにしても、どうして妖怪共は狐優紀様を蔑むような真似をするのでしょうね、
妖力だって並の妖怪以上にはあるのに…」
そういや九尾も貴様が私に勝てるわけがないからなとかなんとか言ってたような。
何でだ?神様だし、かなり偉い部類なんじゃねえの?
罰当たらね?
狐優紀「それは…妾が半妖だからじゃ…」
そういった狐優紀は少し寂しそうに笑った。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時