22話 ここはどこ? ページ26
一松side
まぶたにあたる光で目が覚めた。
目を開くと見知らぬ和室。
少なくとも家じゃないから周りをキョロキョロと見回した。
どうしてこんな所にいるのだろうかと記憶を遡ってみる。
確か、下校時古早の家に向かっていて、家がわからないから帰ろうとしたタイミングで路地裏に寄ったはずだった。
猫に餌をあげたあと、帰ろうとしたら何かで殴られて……
そこからの記憶が無い。
隣を見ると十四松が眠っていた。
あぁ、見つかったんだなんて即座に頭が回る一方で、自分が今どこにいるのかがわからないせいで、だいぶ混乱している。
ここどこ。
再びぐるりと部屋の中を見回そうとすると、襖が開いた。
お「おぉ、一松起きたー?」
一「おそ松兄さん?」
何でここにいるんだ。てかここどこだ。
お「あ、ここ?ここ狐優紀ん家な」
一「はっ!?」
どうしてこうなった……。
狐優紀「あ、一松君起きたんだ、気分はどう?痛む所とか無い?」
おそ松兄さんの後ろから古早が出てきた。
いや、こいつは本当に古早なのか?
なんで白銀の尾と同じ色の長い髪をしてるんだ。←
古早の髪って黒くなかったっけ?
一「本当に古早?」
狐優紀「?…あ、そっか、まだ言ってなかったもんね、私この神社で祀られてる神様なんだ〜」
衝撃発言。
古早が神様!?
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時