12話 妖界? ページ16
カラ松side
カ「大丈夫か?トド松…」
ト「う、うん……なんか急に狐みたいなのが…ってうわあああ!?」
狐優紀「あ、ごめん」
狐優紀はそう言うとその場でバク宙して、いつもの黒髪ロング、白肌、セーラー服の姿に戻った。
ト「えっ!?狐優紀ちゃん……?…えっ!?どうなってんの!?」
天藍「この方は赤塚神社に祀られている神様です」
天藍がトド松に近寄ると、
猫又ぁっ!?
と言ってトド松が飛び退く。
狐優紀「大丈夫、悪さはしないから…天藍、この辺に妖の気配は?」
いつの間にかさっきの姿に戻っていた狐優紀が問うと天藍は路地裏の奥から妖の気配がすると言う。
ト「え、結局狐優紀ちゃんなんだよね」
お「そうらしいんだけどさぁ……つかトド松、赤塚神社に祀られてる神様って天狗じゃなかったか?」
ト「それは昔、大流星のことを「天狗」と書いて「あまつきつね」って呼んでたからでしょ?」
お「どっから調べてくんだよその情報!?Wi○ip○d○aか!?○o○g○e先生か!?どちらにしてもなんでそんなに物知りなんだよ!!」
確かに…俺も知らなかった。
チ「それくらい図書館にでも行けばすぐわかるって、兄さんは図書室も行かないから知らないかもしれないけど」
天藍「狐優紀様!!見つけました!!妖界との裂け目!!」
天狗談義をしていると突如路地裏に響いた天藍の声。
妖界?
狐優紀「神隠しにあった人はそっちに……」
ということは、一松や十四松もそっちにいるのだろうか。
狐優紀の話に黙って耳を傾けるしかない俺達はただただその場に立っていた。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時