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6話 ページ7

チョロ松side
【夕闇】と【影刃】だと思われる監視カメラの映像を見てから数日後、特に向こうの動きも無く、情報も手に入らないので、僕は情報収集も兼ねて外に出た。

ちなみに今は平日の午前八時。
自慢にはならないが、僕達は表向きは六つ子のニートとして生活しているため、この時間にふらふらしていても変ではない。多分。
いや、変だ。

せめてバイトとかしておけばよかった、と思いつつため息をつくと前方から二人高校生くらいの女の子が走ってきた。

?「羽実果早く!!!」
羽実果「走るの疲れるよ〜どうせ後十分もあればつくって〜」

やけに焦ってる子と羽実果と呼ばれたちょっと気だるげな…と言うかちょっと抜けちゃってる感じの子。
いや、失礼なのはわかってるけど!!!

その二人組とすれ違った時、僕は商店街へ進めていた足をピタリと止めた。

今、硝煙の匂いがした?

気のせいかもしれないけどなんとなくそんな感じがして振り返ると、既にふたりは遠くの方に行ってしまったようでどこにも姿はなかった。

もしあの子達からした硝煙の匂いが気のせいでなかったのだとしたら……。

2人組の暗殺者、銃、女子。
【夕闇】と【影刃】の情報計三つが当てはまっている。

もしかすると、あの二人が……?

既にいなくなったふたりの消えた方を見据えて僕はそんなことを考えた。

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年6月12日 8時

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