５話 ページ6
カラ松side
チ「起きろクソ長男ーーっ！」
チョロ松がおそらく大量の資料だと思われる紙の束をおそ松の頭めがけて振り下ろす。
当然眠っているおそ松がそれを避けられるわけがなく…
ﾊﾞｯｺｰﾝｯ
...ものすごい勢いで顔面を机にぶつけていた。
お「んがっ!?いってぇ…あにすんだチョロ松ぅ！」
チ「何すんだじゃねーよ！会議っつってんだろ！」
さすがに顔を打ち付け相当痛かったのだろう。
おそ松がチョロ松に掴みかかるも、さらに追い打ちをかけるように片手にあった資料で再びおそ松の頭をﾊﾞｯｺｰﾝと殴った。
カ「ぶ、brother?その辺にしてやった方がいいんj...(一「てめえは黙ってろクソ松(腹パン)」...ごへぇっ!?」
止めに入ろうと試みるも一松に強烈な腹パンを食らった。
何故だ...。
ト「も〜何やってんの本当に...昨日のブラックリリーの件だけど、依頼がかぶってたのは例の２人組の暗殺者の可能性が高いみたい」
チ「嘘でしょ!?あの中にいたの!?」
例の２人組の暗殺者と言うと【夕闇】と【影刃】と呼ばれる暗殺者だな。
どちらも最近になって噂になり始めた暗殺者で、その実態はほとんど謎だ。
わかっているのはひとりは近距離と遠距離、ひとりは遠距離とハッキングをこなすという事だけ。
お「何にせよそいつら敵に回したらかなりやばいんじゃね?」
チ「下手なことしたらこっちの首飛びかねないよ」
とまぁ、謎に包まれているだけあってかなり怖い存在である。
ト「やっぱ怖いよね〜...でね、僕ちょっと調べたんだけど…」
トド松はそう言うとパソコンに何やら打ち込み、画面をこちらに見せてきた。
ト「今日の昼間にねあの辺聞き込みしてみたんだよ、ちょうど殲滅してる時間くらいの目撃情報とか」
チ「で?結果は?」
ト「これ見て、この黒いパーカーの2人組、これが監視カメラに映ってたんだけど、どうやら二人共銃を持ってるみたいでさ、しかも女の子みたいなんだよねぇ…」
監視カメラ、夜という条件も揃ってか、細かいところまでは見れないがなるほど、どうやら二人共棒状のものを手にしていた。
お「マジかぁ〜……トド松このふたりが次に受けてる依頼って?」
ト「今調べ中だよ」
チ「まさかおそ松兄さん…」
お「おう、今度の依頼の時に【夕闇】と【影刃】を仲間にする！」
おそ松がﾆｼｼｯと笑うとチョロ松は呆れたようにため息をついて仕方ないなぁと言った。
これは明日から忙しくなりそうだな。
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作者名：スノーローズ | 作成日時：2017年6月12日 8時
