43話 ページ44
トド松side
兄さん達の手当てが終わったところで、結貴野ちゃんと羽実果ちゃんに会議室に置いてあるソファーに座ってもらった。
ちゃんとしたデスク付きの席がないからね。
申し訳ないとは思ってるけど、しょうがない。
チ「ごめんね二人共、手当手伝わせちゃって」
結貴野「本当に嫌だったら完全に断ってるから、別に気にしてない」
羽実果「素直に大丈夫って言えばいいのに」
ツンデレなの?
お「いやぁ、マジ助かったわ、お前らが来なかったら俺あの場で死んでたかも知んねえしな」
ト「ちょっと〜縁起でもないこと言わないでよ〜」
チ「ていうか、来ない場合もあったんだけどね、この馬鹿が来んなって言ったから」
そうそう、おそ松兄さんが電話がきた時に何も言わなければギリギリセーフみたいな事にはならなかったのにさぁ。
まぁ、結果的に僕達もいてもたってもいられなくなって、乗り込んだら捕まったり怪我したりして……
…本当二人が来なかったらどうなってたんだろ僕達。
結貴野「はぁ……とりあえずあれだ、お互いに身内を心配させるような行動とるな、絶対」
結貴野ちゃんがそう言った時の声は今までで一番凛としていて、感情がこもっていた。
身内を心配させるような行動……か。
って主におそ松兄さんにいってんじゃんそれ!
結貴野「で、いつまでここにいればいいの…?」
お「あー!!!そうだった」
チ「意味もなく引き止めてたのかよ!?」
本当にうちのボスは頭のネジとれてんじゃないの?
何で意味もなく引き止めてんの。
呆れたような顔をしたチョロ松兄さんと、結貴野ちゃん。
正直僕も呆れていたりする。
お「いや、意味が無いわけじゃねぇんだよ…」
一同が呆れたような空気を流したかと思えば、発されたおそ松兄さんの言葉で呆れた空気は消え失せ全員がそちらをザッという効果音がつきそうなくらいまでおそ松兄さんを見た。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年6月12日 8時