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結貴野side
部活の友達と別れるとすぐに駅のホームへの階段を上る。
今日は少し時間がかかってしまったが果たして羽実果はちゃんといるのだろうか。
結構抜けているところがある羽実果は私の心配事の種になったりしている。
まぁ、誰しも欠点はあるわけで、そこが羽実果のいい所と思っていたりもするのだが。
ホームについたが、案の定羽実果の姿は見受けられない。
五分経ってやっとバタバタと走ってきた。
結貴野「何やってたの…(呆れ)」
羽実果「何もしてないし!!!普通にこっちきたんだけど!」
まぁ、羽実果がこっちに来るまで結構時間はかかるし、仕方ないか。
羽実果「で、早速仕事の件なんだけど…」
結貴野「何かあった?」
羽実果「んーやっぱね、ブラックリリーは、私達に目をつけてるみたいだけど」
ブラックリリーね……。
人数が多くて傘下のファミリーがいくつあるかわからないファミリー。
目をつけられたら厄介だなぁとか思ってたんだけど無理かぁ。
羽実果「どうする姉さん」
結貴野「うーん…ブラックリリー殲滅の依頼も来ていたし、今日あたり行くかぁ…」
あ、私たちを普通の女子高生だと思った人、残念でした。
私達は暗殺者、それもちょっと変わったね。
羽実果「……でも今日行くの面倒くさくね?」
結貴野「お前ぇぇぇぇ!!!」
大丈夫かな今日の仕事。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年6月12日 8時