最終話 ページ27
羽実果side
お「おーい、二人ともおせえぞ〜何やってんだ〜?」
結貴野「いや、おそ松さん達が早すぎるんですよ、まだ待ち合わせ三十分前……」
あのキャッチボールの日から数日後、私達はまた、例の六人と遊ぶ約束をした。
今日が当日である。
しかし、まあ上記の通り六人ともものすごく早い。
まだ待ち合わせ三十分前だ。
結貴野が私をたたき起こして早めに家を出たにも関わらずこれだ。
これ以上どう早くしろというんだ。
あなた方は遠足を楽しみにしすぎた小学生か。
結貴野はと言うと私の横で呆れ顔をしている。
チ「おそ松兄さん、二人共十分早いからね、僕達が早く出てき過ぎただけだから」
そういうあなたが早くさせたんでしょう。
結局はおそ松さんと同じである。
暴露した数日後、だいぶ、私も結貴野も慣れてきて砕けた会話を出来るようになってきた。
おそ松さんに呼び捨てでいいと言われたがまぁ、無理なわけで。
結貴野が呼び捨ては無理ですから、とピシャリと一言言うと流石に折れたようだった。
そんなこんなで数日がたった。
今目の前にいる結貴野を含めた七人を見ているとやはり昔と大して本質は変わっていないのかもしれない。
小学生の時を思い出して少し笑がこぼれる。
ト「羽実果ちゃ〜ん?置いてっちゃうよ〜」
羽実果「あっ!!!待ってください!!!」
置いていかれていることに気がつき、慌てて走り出す。
空を鳥が飛んでいった。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年4月29日 7時