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第1話 ページ3

おそ松side
午前8時45分、俺は外に出た。

普通なら俺の年齢ならばこんな時間に家の近所をウロウロしているはずがない。
会社員なら慌てて会社に向かっている時間だ。

だがしかし、我が家の六つ子は揃いも揃ってニート。
会社に行く必要などあるはずもなく暇を持て余している。

お「暇だな、パチンコ行くか」

この場にチョロ松がいたらどやされるだろうが、幸いこの場にはいないし、何より暇だったので俺はパチンコのある方へ足を向けた。

?「何してんの走れ!!!遅刻する!!!」
?「えぇ〜走んの〜?」

前方から制服に身を包んだ女子二人が走ってきて俺の横を通り過ぎていく。
随分顔が似てたな。双子か何かだろうか。

なんにせよ、今の時間ではほぼ遅刻確定だな。

お「学生も大変だな」

後ろを振り返ると、さっきの二人はもう豆粒ぐらいにしか見えなくなっている。

それにしても双子か、なにか引っかかる。

そのままパチンコに向かっても良かったが、“双子”という単語がきになりすぎて、帰路につくことにした。

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年4月29日 7時

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