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第14話ページ16

おそ松side
母さんから頼まれた買い物の帰り道、前から見覚えのある人が歩いて来た。
結貴野だ。

結貴野は俺を見つけるや否や目を丸くした。
制服に身を包んでいるから明らかに学校帰りである。

それにしては羽実果が見当たらないので結貴野に聞くと

結貴野『十四松さんにボール届けに行きましたよ?』

十四松にボール?まさか羽実果が十四松と野球をしていたわけでもあるまいし、何があったんだ?

カ「これから帰るのか?」
結貴野「夕飯作らないといけないので」

俺が十四松のボールについて考えているといつの間にやら話が進んでいた。
つーか夕飯か。俺ら作んねえからな……。

お「そっかぁ大変だなぁ」
一「僕達は料理すらしないからね……ﾋﾋｯ」

一松からは闇しか感じない。結貴野の顔引きつってるからね!?苦笑いしてるんだぞ。

それにしても、結貴野から感じる雰囲気が随分変わった。
なんというか、昔ほど笑わないし。
警戒心高めだし。

コミュ障ってやつか!?結貴野九年間で何があったんだよ。

結貴野「じゃあ私はこの辺で」
カ「気をつけて帰るんだぞ～」

俺達が手を振ると振替して帰路についた。
昔はよそ見しながら歩くなんてしてたら転けてたのに…何があった!?