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第12話 ページ14

チョロ松side
家の近くまで来ると家の前の街灯のそばに見覚えのある人の姿。
羽実果ちゃんだ。

ト「あれ?羽実果ちゃん?」
羽実果「あ!トド松さん!よかった十四松さんもいる」
チ「え?どうかしたの?」

はい、と言って羽実果ちゃんが渡してきたのは

十「僕のボール?」
羽実果「上から降ってきた」

降ってきた!?どこ投げてんだよ。つかどこまで飛ばしてんだよ。

ト「よく降ってきたの持ってきたね」
羽実果「頭に直撃したからので」

頭に直撃!?絶対痛いよねそれ!?てか日本語おかしいよ!?

チ「ご、ごめんね〜」
羽実果「え、あ大丈夫でーす」

羽実果ちゃんはそう言うと少し笑った。

この笑い方は九年前と全く変わらない。
だけど、他人に対する態度は少し変わったかな。

人見知りもそこまでしてないみたいだし。
何よりよく笑ってる。
昔は結構な泣き虫だったのに。

ト「あ!そうだ、羽実果ちゃんLI〇Eやってる?」
羽実果「やってますよ?」
ト「交換しよ〜」

なんか勝手に交換会始まった。

それから約数分後、羽実果ちゃんが口を開く。

羽実果「じゃあ、私はこれで帰りますね」
ト「うん、ボール届けてくれてありがとうね」

羽実果ちゃんは手を振ると走って帰っていった。
昔はこれだけでもこけてたんだけどなぁ…成長したね。

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年4月29日 7時

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