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第11話ページ13

羽実果side

ｶﾞｯﾂｰﾝｯ

羽実果「痛ったぁ!?」
結貴野「ボール?」

頭上から降ってきたのは……野球ボール!?

何ッでこんな物降ってくんだよ!!
!痛いよ頭!!!たんこぶできたよ絶対!!!

結貴野「何なんだこれ…一体誰が…って!?」

結貴野がボールの顔を見て呆れ顔をする。

何がそんな顔させたんだ。

横から覗いた私もボールに書いてあった文字を見てあんぐり。

“十四松”

どこで野球やったの!?
何でこんな所まで飛んでくんの!?

えぇ～どうするのこのボール。

結貴野「じゃあ羽実果後よろしく～私家帰ってご飯作ってるから」
羽実果「いやいや待ってェ!?」

スタスタと歩いていってしまう結貴野。
えぇ、私にこれ届けろと?

たしかにここからだったら近いけどさぁ……。
本っ当に慣れてないとダメだよね結貴野。

警戒心高すぎ。
会って自己紹介したのはついこの間。
でも、別にそんな悪い人達じゃないと思うんだけど。←((九年前は仲良く遊んでましたよ～))

いつの間にやら結貴野はどこにも居なくなっていて、私はボールを片手に松野家に向かうことにした。