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｢…あれ、古市さん｣
｢早いな、向日。これから仕事だ｣
｢おはようございます。…あぁ、別の方の…｣
まだ誰も起きていない早朝。
談話室に向かうと、古市さんがいた。
｢向日はなんでこんな時間に起きてんだ｣
｢なんか今日はやたらと目が覚めるんです｣
｢疲れすぎなんじゃねぇのか。向日はいつも無理しすぎだ、無理した分しっかり休みも取れ｣
｢はあい…｣
朝から軽い説教をくらってしまった。
口調は怖いけど、結局優しいんだよなあ、古市さん。
｢行ってくる｣
｢行ってらっしゃいです……あ、古市さん｣
｢なんだ｣
｢後ろの髪の毛はねてますよ｣
｢……うるせぇ、ほっとけ｣
｢あはは｣
古市さんを送ったあと。
静かになる談話室。
時間は、午前５時半。
……おじいちゃんおばあちゃんが起きる時間だなあ…
｢眠気も消えちゃったしなあ…早めに仕事するか…｣
私は、このMANKAIカンパニーの寮の家事全般をするお仕事をしている。
料理は伏見さんとか、皆木さんにお任せだけど。
｢洗濯物から始めよう｣
そう言い、洗面所へ行く。
かごには大量の洗濯物。
両手で全部持って、そのまま洗濯機へ入れる。
洗剤を入れて、柔軟剤も入れて。
スイッチオン。
｢次は〜…｣
次は掃除。
談話室の掃除とか、廊下とか、バルコニーとか、稽古場の掃除とか。
稽古場のおっきな鏡が一番大変。
｢皆が使う場所だもんな、ピカピカにしとかないと｣
そう言って、拭き終えた鏡を見る。
…１人の稽古場って、ちょっとだけ珍しいのかもしれない。
早朝ということもあって、薄暗い稽古場。
ちょっとだけ、落ち着く。
｢皆ここで頑張ってるんだなー…｣
そのまま、床に寝転んだ。
丁度いい冷たさと、再びやってくる眠気。
｢ふあ………｣
仕事しないと……
……ダメなのに……
そして私はその眠気に身を任せて、
意識を手放した。
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芋(プロフ) - sakigrtmin0706さん» はじめまして！わ〜ありがとうございます；；楽しんでいただけて何よりです！更新頑張ります！ (2017年8月30日 16時) (
レス) id: d7c73a1b83 (このIDを非表示/違反報告)
sakigrtmin0706(プロフ) - 初めまして！夜遅くにすみません(;_;)綴くん大好きなので読んでてとっても楽しいです！お体気をつけて頑張ってください！更新楽しみにしています(^^) (2017年8月27日 2時) (レス) id: b01b49a347 (このIDを非表示/違反報告)
芋(プロフ) - 芋けんぴさん» 初めまして〜！私も綴最推しなので嬉しいです！更新頑張ります！！ (2017年8月13日 0時) (レス) id: d7c73a1b83 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 初めまして！綴くんが好きなので凄く楽しんで読んでいます！更新頑張ってください！！ (2017年8月8日 21時) (レス) id: 0e1ea4424a (このIDを非表示/違反報告)
芋(プロフ) - yukitoさん» わーーーーっっっありがとうございます；；頑張ります！ (2017年8月7日 0時) (レス) id: d7c73a1b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もい | 作成日時：2017年7月28日 0時
