戦士とヒーロー【ヒロアカ×プリキュア】 2 (ページ4)

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『ねぇ…それ、！』

Aはヴェルディデが持つある物に見覚えがあった

｢くっくっく…クラージュは知らないはずないよねこれ｣

｢あ！それ！｣

｢あんた達の仕業だったんだね！｣

Aの他、プリキュア達や緑谷達までも知っている物

『私の…ペンダント！』

ヴェルディデが取り出したのはAがいつも大切にしているペンダントだった

｢なんであんたが持ってるのよ！｣

ベリーはヴェルディデに対して怒りを見せる

『私の大切な物。…返して』

｢そんなに必死にならなくてもいい。これは僕たちにとっても大切な物さ、壊しはしない｣

ヴェルディデはそう言うとそのペンダントを大きな砂時計の中心となる場所にはめ込んだ

だが何も起こらない

｢…？｣

その状況を見てAがにっこりと笑った

｢何だい？｣

ヴェルディデは顔を上げる

｢私は確かにホンモノを…、！｣

『それは偽物なんかじゃない、正真正銘のホンモノ』

｢じゃあなんで動かないんだろうなぁ｣

デディタが頭をかきながら言う

『自分達が狙っている物の使い方くらい覚えといたら？真ん中、凹んでるでしょ。そこに〝何か〟をはめるの』

ヴェルディデはペンダントをじっくりみた

｢ちょっと！そういうのは普通、敵には教えないの！！｣

さらっと相手に情報を教えたAにすかさずルージュがツッコんだ

｢教えてくれてありがとな！クラージュ！｣

ニコッと笑うデディタを見たA

『うわっ、…』

｢コラてめぇ！｣

｢｢｢｢｢…｣｣｣｣｣

兄貴であるヴェルディデ、キャラ崩壊。

んん、と咳払いを一つしヴェルディデは口を開く

｢その〝何か〟というのはどこにあるんだい？｣

〝何か〟というのはペンダントを動かすためのピース

みんなの視線がAに集まった

『私も知らない！』

ズコっという効果音が今にも聞こえてきそうだ

｢あんたねぇ…｣

｢さすが滝島…｣

ついた尻もちを擦りながらみんなは言っていく

『でもこの地球上にはあるんだし、どこにあるか分からないけど絶対見つけるから大丈夫！多分わんちゃんも見つけられると思う！ていうか知ってても絶対に教えないけどね』

｢その自信はどこから出てくるのやら｣

みんなの前ではこう言っているAだが目星はあった

｢…｣

そしてそれに気づく者が、雄英側に一名。

プリキュア側、全員。