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「ありがとうございました」

私は満足したけど、エイトフットは少し疲れてるみたいだ。

それに心做しか頬が赤い気がする。

まあこの部屋暖かいからかなと特に気にしなかった。





エイトフット「お前寝なくていいのか?」

熱があった私を心配しての事だろう。

だが私は熱は下がって眠気も無い。

そこで私はいつの日かの言葉をもう一度言う。

「エイトフットさん、寝れないって言ったらどうしてくれますか?」

あの時より多少仲良くなった気がするので、私が眠るまで話に付き合ってくれるだろうと勝手に期待している。

「エイトフットさん?」

黙ったままのエイトフットに声をかける。

私が仲良くなったと勘違いしていただけか…と落ち込んだ。

よし。と立ち上がったエイトフットは、

エイトフット「俺は眠いから寝る」

と言ってベッドに入ってきた。

突然の事で頭が回っていない私はぼーっと隣にいるエイトフットを眺める。

やっと思考が追いついてから、

「一緒に寝るんですか?」

と聞いた。

エイトフット「部屋に戻るよりここで寝た方が早ェだろ」

ともう寝る体勢に入っている。

さっきまで眠くないと思っていたが、人の温もりが加わる事でこんなにも眠くなるんだ。とウトウトし始めた。

「また隈出来てる」

そう言ってエイトフットの顔を撫でる。

彼の青白い顔に濃い隈はよく目立ってしまう。

「ゆっくり休んでください」

そう言って私は眠った。




エイトフット「(大胆な事しちまったが、これはこれでいいな。眠る気はなかったが、少しだけ寝るか…)」

蛸は隣で寝る少女の額に口付けを落とし、優しく抱きしめ眠った。

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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます! (2022年10月2日 21時) (レス) @page34 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - 猫目石さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2020年9月15日 17時) (レス) id: 4901628f15 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - やっぱりこの作品好きですわぁ、、、 (2020年9月14日 17時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぴぴっぴ | 作成日時:2020年8月14日 23時

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