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フェロー「俺はJ・ワシントン・ファウルフェローだ。フェローで構わない。よろしくな」
「よろしくお願いします。今日から貴方様の手下となるAです」
お互い挨拶をし握手をした。
ファウルフェロー改めてフェロー様は、私がどれ程使えるか試すと言って本と紙とペンを持ってきた。
「えっと、フェロー様これは?」
フェロー「聞いてると思うが、俺は読み書きはしない。だからその代わりをお前にやってもらいたいんだ」
「それを今から試すって事ですね」
フェロー「その通りだ。ここにelementary school、middle school、high school、collegeの問題集がある。これを解いてくれ」
「分かりました」
フェロー「解けるとこまでで良い。あまりにも簡単すぎるなら1、2問解いて先に進んでくれ」
解き終わったら呼んでくれ。と奥の部屋に行ってしまった。
私は渡された問題集をパラパラーっと捲り閉じる。
「簡単だなー…」
そう呟き、フェロー様に言われた通り終わらせる。
。
コンコン
「フェロー様、終わりました」
ノックをし終わった事を扉越しに伝える。
フェロー「……これは問題集の答えだ。答え合わせをしてくれ」
答えを受け取り、それと照らし合わせる。
勿論全て合っている。
簡単な問題を選んでやった訳じゃない。
難しいとされている問題を選び解いた。
そうでないと信用されないと思ったから。
「全て合っていました」
解いた紙を渡した。
『これくらい出来て当たり前でしょ。次はこれよ。これを解くまでは部屋を出ない事』
あぁ、嫌な記憶を思い出してしまった。
ここにあいつはいないと言うのに……
フェロー「A」
「はい」
私が馬鹿な記憶を思い出しているとフェロー様に呼ばれた。
この方もあいつと同じ事を言うのかな…と身構えた。
「えっ……」
考えていた事とは違う行動に驚きを隠せず思わず声が出た。
フェロー「お前は天才だ!!!」
凄いぞ!!天才だ!!と私の頭を乱暴に撫で回し、
フェロー「これで今まで以上にやれる事が増えるぞ」
と見るからに悪そうな顔で、でも楽しそうな顔をしていた。
フェロー「さぁ、A!明日から忙しくなるぞ!」
「!はい!!」
こうして私はフェロー様の手下として認められた。
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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます! (2022年10月2日 21時) (レス) @page34 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - 猫目石さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2020年9月15日 17時) (レス) id: 4901628f15 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - やっぱりこの作品好きですわぁ、、、 (2020年9月14日 17時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぴぴっぴ | 作成日時:2020年8月14日 23時