推し様の夢を見たい (ページ10)

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早めに眠れたのもあったのかアラームが鳴る前に目が覚めた

残念、夢見れなかったな

「おはよう」

『ああ、はいおはようござ…います』

反射的に思わず挨拶をしてしまった後
ぽかん、と情けなく口を開いた

夢の世界万歳！私、どうやらまだ寝ているみたいです

今日は少し高めで可愛らしい声を持った天使
パクジミンが夢に現れました

JM「へえ…」

物珍しそうにこちらを見てくるものだから困ったように首を傾げてみると、ぱっと明るい表情に変わった

JM「初めまして、パクジミンです」

目を細めて笑う姿はまさに天使！

慌てて起き上がって頭を下げる

『ユンAです！』

JM「ふふ、Aさんですね」

私の心はもう満たされてしまったよ

夢の中だけど名前を呼んでくれるのマンネラインコンプリートしちゃった

よーし、今日は夢を見ることが出来たら後悔しないようにも沢山話すって決めているから頑張るぞ！

あ、でもジミンさんと会うのは初めてだからまだ難しいのかな？

え～どうしよう困ったな

JM「何か考えてました？」

『えっ、あ…なんで分かったんですか』

JM「表情がコロコロと変わっていたので」

お恥ずかしい

ポーカーフェイスが苦手で顔に思っていることが出やすく、言われることが多かったりする

心の声もよく出るから今度から気をつけないと

JM「そういうのいいと思います、素直な感じがして」

…？？え、褒められた～！

もう気をつけなくてもいいや

JM「嬉しそうでなにより」

『…また顔に出てました？』

JM「さあ」

天使が小悪魔になった

需要しかないからいいのだけどこれも心臓に悪い

JM「そうだ、貴方について教えてくれませんか？」

『も、も、勿論いいですとも！』

小悪魔だなんて言ったけどやっぱり天使だと思う

いや天使と小悪魔のハーフなのかな

うんきっとそうだ