推し様の夢を見たい (ページ14)

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目を開けると不思議そうにこちらを見てくる人物……

キムナムジュンがいた

わ～私の夢へいらっしゃい！！

それにしても距離置きすぎじゃない？

ベッドにいる私と
扉のそばに椅子を置いて座っている彼

この距離感は初めてだ

『え…っと、おはようございます？』

NJ「あ、ああ…おはようございます」

あれ、ジミンくんの時は普通にお話出来たのにな

夢の中だと分かっているのからか今までよりは緊張しなくなった

『私、ユンAっていいます！』

NJ「…キムナムジュンです」

心做しか表情が柔らかくなった様な気がする

NJ「すみません、気を使わせてしまって」

『いえいえ！』

NJ「不思議なものだな…」

椅子から立ち上がって私の方へ少しずつ寄って来て、彼の呟いた言葉が耳に届いて首を傾げた

『…何かありました？』

NJ「いえ、優しそうな方で良かったなと」

そう言ってえくぼを作って微笑む姿はあまりにも眩しく手で顔を覆ってしまった

可愛い！！！

NJ「えっ…大丈夫ですか？」

『大丈夫です…大丈夫、はい……』

夢の中とはいえ破壊力が凄い

破壊神だからか…？

自分の可愛さに気付いていないんだろうな…本当この……その笑顔でどれほどファンの心を鷲掴みしているのか分かっていないようだね！！

なんて心では思いつつ、一切声には出さずにふるふる震えてしまう

そんな様子を見て慌てているのか彼はどうしよう、と言いながら私の肩に触れるか迷っているように手を動かしていた

可愛いな～～～

悶えて思わず唸ってしまいさらにナムジュンさんに心配をかけることになった