推し様の夢を見たい (ページ12)

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寝起きは暫く横になる事が多いが、今日は珍しく体を直ぐに起こした

眠気なんて一気に覚めちゃったよ

『…そういえば、』

ジミンくんからは他の2人とはまた違ったような雰囲気が出ていた

別人なんだから雰囲気が違うのも仕方がないと言われてしまえばそれまでだけど、そういうものではなくて…

ジョングクさんはあの場所が何処なのかを
テヒョンさんには連れてきたのが私なのかと2人は少し警戒する様子をみせた

しかしジミンさんはあまり驚いた様子も無く、落ち着いていたのだ

夢の中では会えたことが嬉しくて気付く事が出来なかったのだけれど、場所については一切聞かれず、お互いの事についてばかり話していたような気がする

なんなら最初の言葉は挨拶で、次が自己紹介だったし

それにまた会おうね…って

テヒョンさんでさえ私がまた話しましょうなんて言ったら何も分かっていない様子だったのにな

夢だから、そういうものなのかな

場所とかの状況を説明しなくても、話せるようになってきたってこと？

警戒心が最初から強いと夢でも困るもんね

……私ってば何で朝から夢について頭を使っているんだろうか

『早く起きれたから支度しちゃおう！』

結局は考えることをやめて一日を過ごすことになった