2すとぷりと美少女歌い手。

なんでだろう。 ページ10

私が挨拶をすると、

さ｢えー！！この子が...｣
こ｢めっちゃかわいいな...｣
じ｢ほんとに...｣
な｢おーい、みんな感想よりもお礼でしょww｣

な｢はじめまして、ななもりです！今日はLIVE来てくれてありがとうね！これからよろしくね！｣
そう言ってななもりさんが、手を差し出してきた。

『は、はい！こちらこそ！！！！』
テンパった私は無駄にでかい声で言ってしまった。

り｢Lamww｣
る｢テンションがww緊張してる？？ww｣
『それは、するに決まってます！！』

そのあと、全員と握手をした。
(やばい...)

しばらくりぬくんとるとくんが中心になってくれて、全員と簡単に話をしていた。そしたら何だかだんだんと心が苦しくなってきた。

｢...む？ら...？Lam？！｣
『えっ？！』
ハッと顔をあげるとみんなが心配して私を見ていた。

『あっ！すみません！ちょっと...あの、お手洗い行ってきます！』
そう言って、失礼だと分かりながら部屋を飛び出した。

行先はもちろんお手洗いなんかではない。
ただ、逃げ出したくなっただけだ。
廊下を歩いていると、ベランダみたいな所を見つけた。そこまで行き、ベンチに腰掛ける。
そして、空を見ながら
(なんでだろう)
そう、逃げたくなった原因を考えた。

私は歌い手……。→←やっと。

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