狐が二匹 ページ4
「うーん、いませんねぇ。」
冨岡と胡蝶は、目撃情報があった神社の周辺を見回した。
銀杏の葉が舞い、その中に紅い鳥居がそびえ立っている。
「胡蝶。見るだけでは駄目だと思うのだが。」
「煩い冨岡さんですねっ。黙れくださいです。」
胡蝶は冨岡のフサフサ頭を軽く叩いた。
冨岡は意外にも頭を抑えた。
柱で一番腕力のない胡蝶に叩かれ痛がる柱とは一体。
「ていうか、そんな剣士なんてそもそもいるんでしょうか?」
「確かに、胡散臭いな。」
胡蝶は早くも諦めかけている。
謎の剣士なんて本当にいるのだろうか?
当たり前の疑問に、冨岡は眉を潜めた。
この舞い散る銀杏を延々と眺めていても仕方がない。
そう解釈した二人は、帰ろうと神社に背を向けた。
その時だ。
『何か御用ですか?』
巫女服に、たなびく長い金髪。
狐のお面。
腰には、日輪刀と思われし刀を刺している。
その時、胡蝶と冨岡は全てを悟った。
"ああ、この少女が剣士なんだ"、と。
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虹四葉(プロフ) - yuttiさん» コメントありがとうございます···!素晴らしいで賞とかセンスよすぎませんか!?嬉しい! (2022年5月14日 19時) (レス) id: 550a2fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
yutti - ハロー!きたよ、めちゃくちゃ面白かったです。さすがです、素晴らしいで賞!←久しぶりに誰かに言った。 (2022年3月28日 21時) (レス) @page12 id: b5d4bc971d (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉見つけた(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年9月7日 20時) (レス) id: 550a2fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです!!これからどうなるのかとても気になります!!!更新楽しみに待ってます!! (2020年9月6日 22時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉見つけた(プロフ) - そう?国語辞典から持ってきたり、そのまま当て字したりしてるだけだよ?星とお気に入りありがとう! (2020年9月4日 22時) (レス) id: 550a2fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:四つ葉見つけた | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/buodsao/
作成日時:2020年9月4日 22時