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四十玖 ページ17

Noside


少し前。ある一人の少女の部屋のこと


「はぁ……何で、何であんな事…………。」


「後悔があるのか?"空鈴(そらり)"。」


「っ!」


バッと、ベッドで寝転んでいた少女は体を起こす


そこには半透明の"狐"の姿があった


空「……貴方……もしかして、謀ったの?」


「?何を言う。妾はお主が"人間になりたい”という願いを叶えたまでよ。」


空「嘘ッッ、貴方は最初から分かっていた!こうなる事を!」


少女、空鈴は狐をキッと睨みつける


それを嘲笑うかのように目を細める狐


それからヘラヘラしていた顔の色相を変えた


「言葉には気をつけろ、空鈴。妾は今後の結末を変えることも出来る。それが、どういう事か分かるか?」


鳥肌が立つ程の殺気を放つ


それにビクリと肩を震わせ冷や汗を流す少女


それを見て満足そうな表情をした狐は


「その姿で、いつまで持つかのぉ。人間の哀れさ、体に嫌でも思い知らせるが良い。」


空「ッッ!待って……!」


彼女の手は届かず、狐は行ってしまった


空「っ…本当っ、どうしたらいいって言うの…。」


部屋の真ん中で、ある少女()一人(一匹)静かに涙を流した

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作者名:秋奏&愛桜彩☆*゚ x他1人 | 作成日時:2018年2月3日 15時

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