恋心流星群（ ryosuke × yuri ）

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涼介「ねえ、聞いてもいい？」





キスだけで息が上がっている僕を見て気を使ったのか、唇を離して僕の髪の毛を整える彼

声を出すことも疲れて、コクンと首を縦に振って僕も彼の乱れた髪の毛を彼の耳にかけた





涼介「余裕ない俺って嫌い？」





知念「…好きだよ、どんな涼介も全部」





好きって言い終わる前に唇を奪われて、彼の手が僕の服の中に侵入した

少しだけゾクッとして体がこわばったけど、彼が安心させるように短いキスをして微笑んだから僕も安心して力を抜いた





圭人「ごめん！忘れ物しちゃった！」





…ガチャリと玄関が開く音が耳にしっかりと届いた

圭人が帰ってきたことを頭が理解すると、僕は慌てて乱れた服を整えて荷物も何も持たずにリビングにの扉を開けた





圭人「わっ、ちぃちゃんもう帰るの？」





知念「う、うん！ごめん！」





靴のかかとを踏んだまま外に飛び出すと、冷えた風が僕の横を通り過ぎてひんやりと冷たい





“ 好きだよ ”





僕が言った言葉が頭の中でぐるぐると回って体の芯まで冷たく感じる


明日から彼にどんな顔で合えばいいのか分からなくて、結局次の日も大学に行かずに家にこもっていた

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