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ページ22

圭人「ただいまー!」





リビングの扉が急に開いて、勢いよく圭人が入ってきた

僕は慌てて繋いでいた手を振り払い、ソファに飛び込んでクッションで顔を埋めた





圭人「…なんでそんなとこ突っ立ってるの」





涼介「いや、別に」





圭人「一応病人のくせに、熱上がるよ?」





HA HA!と馬鹿にしたような笑いを残して呑気に鼻歌を歌いながらサークルの集まりがあると言って家を出た圭人

あからさまに機嫌がいいからなにかいいことでもあったんだろうか





ちらりとクッションの隙間から涼介を覗き見ると、彼と目があった

慌ててまたクッションに顔を埋めたけど、もう遅くて
彼は僕の隣に座ると、「ちねんー」って甘えた声でクッションを僕から剥がそうとした





知念「…やだ、涼介きらい」





僕って本当に可愛くないから、思ってもいないことを口に出してしまう

だいたい、こんなことを僕にしてくる涼介がおかしいんだ

だって普通、「キス」とか「ハグ」って好きな人とするものでしょ?


ただの幼なじみの友達で、しかも男の僕なんかにこんなことするなんて…彼は僕の反応を見て面白がってるんだ





いつの間にか僕が抱えていたクッションは、彼の手の中にあって

ぱっと顔を上げると、彼の綺麗で整った顔が僕の目の前で妖しく笑った





涼介「…ふふ、みっけ」

・→←僕の心と秋の空



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ぱっつん - もう終わりですか?続きが見たいです。気長に待ってます。 (2018年6月15日 8時) (レス) id: 392e55b28e (このIDを非表示/違反報告)
あ い り ん ご ? ?(プロフ) - 終わってしまうのですか?( ; ; )続き楽しみにしてます! (2018年5月27日 17時) (レス) id: 2558e0d735 (このIDを非表示/違反報告)
ここみ - こんばんわ。いつもお話楽しみにさせてもらってます!次回作もやまちねちゃんがみたいです!できたらでいいのでよろしくお願いします! (2018年4月4日 18時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - 凄く面白いです!次回作もやまちねがいいです(><)更新楽しみにしてます! (2018年2月12日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
*kanapuchi*(プロフ) - 次の小説もやまちねがいいです!!!!よろしくお願いします。更新、楽しみにしています!! (2017年12月25日 6時) (レス) id: d8ac1fcedc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月26日 21時

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