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僕の両親は仕事に行っているし、家には僕しかいないから、仕方なく重たい足を動かして玄関を開ける
知念「はーい…」
涼介「よっ」
扉の向こうには、片手にコンビニの袋を持った涼介がキラキラとした笑顔で僕を見下ろしていた
びっくりしすぎて酸欠した魚みたいに口をパクパクさせる僕に、彼は小さく笑って僕の頭を撫でる
涼介「なに、圭人から聞いてなかったの?」
そっか、圭人が言いそびれたのはこの事だったのか
ばかけいと、涼介が来ることなら早く言ってよ
ちゃんと完全防備をして家に入れさせないようにしたのに
そんな僕の考えも知らないで、いつの間にか玄関に入っていた涼介
とにかく上がって欲しくなくて、力いっぱい涼介を引っ張ったけど
病人の僕にそんな力なんてなくて、体制を崩して涼介の方に倒れ込んだ
涼介「…お熱が出るとオオカミさんになっちゃうのかな?」
知念「…オオカミはどっちだよ」
ぼそっと呟いた独り言も彼の耳には届いていたようで、彼は僕の顎を引いて顔を近づけた
涼介「今日もなっちゃうかもね」
それだけ言って顔を離し、何も無かったかのようにいつもの笑顔で僕のパジャマを可愛いと褒める彼
胸の高鳴りは彼のせいなのか、はたまた熱のせいなのか、心がごちゃまぜになって
上がる体温を抑えきれず、僕はおぼつかない足取りで階段を上がった
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ぱっつん - もう終わりですか?続きが見たいです。気長に待ってます。 (2018年6月15日 8時) (レス) id: 392e55b28e (このIDを非表示/違反報告)
あ い り ん ご ? ?(プロフ) - 終わってしまうのですか?( ; ; )続き楽しみにしてます! (2018年5月27日 17時) (レス) id: 2558e0d735 (このIDを非表示/違反報告)
ここみ - こんばんわ。いつもお話楽しみにさせてもらってます!次回作もやまちねちゃんがみたいです!できたらでいいのでよろしくお願いします! (2018年4月4日 18時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - 凄く面白いです!次回作もやまちねがいいです(><)更新楽しみにしてます! (2018年2月12日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
*kanapuchi*(プロフ) - 次の小説もやまちねがいいです!!!!よろしくお願いします。更新、楽しみにしています!! (2017年12月25日 6時) (レス) id: d8ac1fcedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2017年8月26日 21時