:五十怪異 ページ7
×××
とある日の私達。
屋上で寧々の好きな人の恋バナになった。
光「源先輩?」
八「みっ源先輩は好きっていうか憧れなのよ!」
..寧々、隣にその憧れの源先輩の弟が
いるのにべらべらと語っていいのか?
八「タレントやアイドルと同じ。手は届かなくても見てるだけで幸せなの!生徒会長だし。かっこいいし。優しいし。頭も良くって..」
ま、いっか。
八「源先輩..なんて素敵な殿方..」
あ。噂をすれば来た。
輝「それはどうも..」
ニコニコとした輝が寧々を見る。
輝「えーと..驚かせちゃったかな..」
頬を恥ずかしそうに掻く輝。
八「み"っみみみみみ源先輩!?」
屋上の壁に突撃した寧々。
ドンッという音も鳴ってた。
蕐「..いたそ」
花「それな」
光「兄ちゃん!」
蕐「やほー輝」
輝「あっ!Aちゃん!!こんにちは」
ニコりと私に笑い手を振ってくる輝。
八「兄ちゃん!?輝!?」
驚いた様子の寧々。
輝「捜したよ、光」
ペコンっとバインダーで光の頭を叩く輝。
光はというと飼われている犬の様だ。
兄と私の前ではこうも態度が違うのか。
輝は寧々に軽く自己紹介をした。
そして花子くんの事を睨み
輝「君か」
と低い声で言った。
輝「光、おいで。話がある」
光「あ、うん」
私はすかさず光の背中に向かって
盗聴器を投げ付けた。
盗聴器は背中にピタッと貼り付いてくれた。
私と花子くんと寧々をその場に取り残し
光と輝は屋上のドアの奥へと消えて行った。
私は耳にイヤホンをあてる。
輝「言ったはずだよね?光..七不思議は遭遇次第全て祓うように..って」
そんな事言われてたのか光。
胸がズキズキと痛い。
輝「最近学内の怪異達に異変が生じてることは話したね?これまでは生徒に致命的な害を与えなかったから黙認してたけど..もうそう言ってられる状況じゃない」
黙認してた..のか。
あの温厚な態度もそういう事だったの?
輝「七不思議は学内で最も強力な怪異達だ。危険な芽は摘んでおかないとね」
..そうか。そうだったのか。
輝「特に..七不思議の最高首魁の七番の女の子..Aちゃん」
蕐「..わ、私?」
私が最注意怪異?
どういう事?
×××
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エユ(このみ☆)(プロフ) - sakuterinnさん» はい、書いてますよ(^ ^)ありがとうございます! (2019年8月6日 17時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
sakuterinn - 木の実☆(このみ☆)さん» え…このみさん小説かいてましたよね?え…すげ… (2019年8月6日 16時) (レス) id: 4f41f44861 (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ - もう終わっちゃったのー?更新するのはゆっくりでいいから頑張ってくださいね! (2019年4月2日 17時) (レス) id: 90c55f175b (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - 終わってたんですね…気づかなくてすみません。…またいつか、お話できるのを、待っています。 (2019年3月28日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
ミコ姫 - 林檎さん、更新するのはゆっくりでいいのでがんばってください(楽しみにしていますので・・・)! (2019年3月2日 10時) (レス) id: d5e2e87506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2018年9月13日 22時