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ページ40

降谷零side



風見にも諭された僕は渋々仮眠室に向かった。



あの馬鹿、なんで自分から危険なことに首を突っ込むんだ…。


昔からコンピューターの類は得意だと知っていたが、わざわざホワイトハッカーになんて。



そうやって色々考えているうちに眠りについた。




数時間ほどたって自席に戻ろうとすると部下に声をかけられた。渡された資料を見てため息をつく。

……緊急会議だ。


その後も立て続けに仕事が入り、外回りやらポアロのバイトやらで結局再び公安部に戻ってきたのはそれから2日後のことだった。















「……………嘘だろう?」





出ていく前と変わらぬ姿でパソコンに向き合っているAを見て疑問が浮かんだ。


まさかあのままずっとやっていたのか…?2日たったんだぞ…?



唯一変わったことといえば目の下の隈だろうか。いや、机周りにものが増えてるな…。



ずっと居た部下によると寝ずに仕事をし続けているAを心配したヤツらが飲み物を差し入れたりしたことでああなったらしい。



初めはお礼を言っていたが昨日から何も反応が無くなりA自身はイラついてるみたいだ。

「たまに爆発するんです」「まだお若いのに…」とAを心配そうに見つめている。






『っだァ!!!あーもう何、新しいソフト開発してんじゃねぇよ、複雑すぎてわかんなくなるだろーが!!!』






机をドンッと叩く音がフロアに響く。



……いや、口悪すぎだろう。



舌打ちや鋭い目付きで近くを通る者はビクビクしていた。





「A、一度休め」

『無理、今止まったら終わる』

「2日寝てないんだろう?」

『あとちょっとなの』





ここまで諦めの悪いのは初めてだ。それほど疲弊してるってことか。


腕を掴んで立ち上げらせようとすれば拳が飛んできた。





『本当にあとちょっとだからやめて』

「……はあ」





僕が殴られたことに悲鳴をあげている部下は放っておく。


Aに至っては何を言っても聞かないだろう。風見にコーヒーでも入れてやれ、と言ってから僕は仕事に戻った。

❀→←我が職業



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あすか@暇人(プロフ) - 初コメ失礼します。続編突入おめでとうございます!続編のリンクをこちらと繋げていただけると嬉しいです…。 (2022年6月3日 20時) (レス) id: a2dc34f4dc (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - milkさん» じんぺーちゃん妹バカなんです笑 (2022年5月24日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ヤバい、最後の松田さんのところ最高に面白い (2022年5月23日 21時) (レス) @page28 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月23日 12時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月22日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしわ | 作成日時:2022年5月20日 19時

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